どこにでもあったはずの地域コミュニティ「世間」は時代の推移と共に解体されてきました。近代化、都市化という流れは、地域社会にあったネットワークを希薄にさせ、互いを支える相互扶助の精神を弱める結果となってしまったといえるのではないでしょうか。
こうした社会現象が、問題を一人で抱え込み、孤独感や孤立感からストレスを生じさせています。一昔前なら、近所とのさりげない言葉のやり取りで解決するような事柄であったはずです。
街づくりの設計をするということは、一つの街の姿、生活の仕方そのものをデザインすることでもあります。利便性だけではなく、コミュニティを重視した安全・安心を意図した設計が必要不可欠となります。
誰もが地域社会、自分たちの属している場所の面としての広がり、そのネットワークを守りつづけることの大切さを求め始めている昨今、「ウッドユータウン(※1)」はコミュニティの取りやすい街づくりを進めています。
それは建物間の見通しや死角を作らない配置であったり、普段から人の目を確保するため、住人が散歩したくなるような遊歩道。子供が遊ぶ公園も、どこからでもその様子を見ることが出来る配慮など。
ご購入後も、管理組合発足のお手伝いや既存自治会との連携によってスムーズな生活環境となる条件を整備し、子供や家庭、近隣住民を巻き込んだ事件や事故を少しでも回避するためのサポートを行っています。