お施主様の好きなネイビーとホワイトを基調とした、直線的なフォルムの外観。
吹き抜けの部分にグレーを使い、外観からも吹き抜けが分かるようアピール。
ネイビー、ホワイト、グレーを色の黄金比率に沿って配色し、アクセントで木目を入れてメリハリをつけています。
バルコニーを大きくとることで、建物の水平ラインを強調しているのもポイントです。

外構も夜にライトアップした時に映えるようにこだわりました。
植栽の色や形のバランスを考慮し、植栽と被らないようにスポットライトの位置を調整しています。

落ち着きのあるトーンで統一されたリビング。
壁は基本ホワイトのクロスにしていますが、天井はソファーの色に合わせてグレーを、テレビの後ろにアクセントで重厚感のあるエコカラットを入れました。
エコカラットは全館空調の吹き出し口が目立たぬよう、あえて手前で切って起伏をつくることで違和感を無くしています。

構造上どうしてもテレビの上の天井が低くなってしまうのですが、それを目立たなくするために下がり天井+間接照明を採り入れデザイン性を高めています。

1階と2階をつなぐスキップフロアは、お子様の遊び場として活用。
お子様のスペースをつくることで、リビングがおもちゃなどで散らかることもありません。落下防止のため、手すりの幅はお子様の頭が通らない間隔でつくりました。

吹き抜け部分は「幕板を目立たなくしたい」というお施主様のご要望に応え、幕板の色に合わせてなるべく近い色のクロスを選び、木目が横向きになるように貼りました。
スキップフロアの手前のクロスも同じものを使用しています。こちらは木目を縦に、吹き抜けとは貼る方向を変えることで奥行感を出しています。

お子様の勉強に便利なスタディーコーナーを設けたダイニング。
スタディーコーナーのカウンターを2枚設置し、その間にトレーを入れることで引き出しとして使えるようにしました。
キッチンの前側のニッチも、ダイニングテーブルとぴったり重なるようにテーブルの高さに合わせてつくっています。
食器棚はお施主様がお使いになられていたものを設置。それに合わせてできるだけ色や素材の近い吊戸棚をチョイスしています。
パントリーも置きたいカゴに合わせて棚の幅や高さを調整しました。
既製品に合わせた造作を施すことで、見た目も美しく統一することができます。

脱衣所から洗面、ファミリークロークを通ってキッチン・リビングとつながった間取りになっており、毎日の生活をスムーズにします。
ファミリークロークには家族の衣服をまとめて収納することができ、洗濯から収納までの動線も一直線なので家事の時短につながります。

お子様の上履き洗いやつけ置き洗いができるように、洗面とは別に脱衣室にスロップシンクを設けました。
洗面室と脱衣室は分けることで、誰かが入浴中でも気兼ねなく洗面室を使う事ができます。